活字と本づくりに関連する企画展を開催する小スペースです。
身の周りにある本や雑誌がどのような背景でつくられているか、そのノウハウはどのような場面に応用されているか、など、さまざまな切り口で本づくりのプロセスや技術を紹介します。
展示の内容は4カ月ごとに更新します。
企画展情報
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宇野亞喜良 万華鏡印刷花絮 Aquirax Uno Kaleidoscope -Behind the Scene-(前期)
会期:2023年03月04日(土)~2023年06月25日(日)
宇野亞喜良氏は日本を代表するイラストレーター、グラフィックデザイナー。宇野氏の俳句と少女をテーマにした原画を題材に、雑誌『デザインのひきだし』(グラフィック社)編集長の津田淳子氏が22作品の特殊印刷設計に挑み、新たな宇野作品を生み出しました。本展では、特殊印刷設計から生み出された作品の制作過程にフォーカスします。完成に向けてどのように試行錯誤を重ねたか、その舞台裏を「印刷花絮(かじょ)(こぼれ話、裏話)」と題し、前期・後期に分けてご紹介します。
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杜の小さな印刷工房 ―刷ったり押したり失敗したり―
会期:2022年11月10日(木)~2023年02月26日(日)
市谷の杜 本と活字館には、来館した人が印刷や本づくりを体験できる小さな印刷工房があります。本展では制作成果を例に、印刷工房で使える機械や道具を紹介します。印刷技術を組み合わせることによって、表現の可能性が大きく広がります。想像力をふくらませて新たなモノづくりの可能性を探ってみませんか。
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探検!雑誌づくり工場(中とじ編)
会期:2022年07月16日(土)~2022年10月30日(日)
「探検!雑誌づくり工場(中とじ編)」では、小学館のアウトドア雑誌『BE-PAL』2022年7月号を取り上げて、工場で行われている作業を、写真と動画でわかりやすく解説します。印刷に使う紙やインキなども展示します。
夏休みの自由研究の課題としても役立つこと間違いなし。いざ、雑誌づくり工場の探検へ! -
100年くらい前の本づくり
会期:2022年03月10日(木)~2022年07月10日(日)
明治初期、印刷・製本も海外から新しい技術が流入してきました。本の形は和本から洋装本へと大きく変化します。本展では、黎明期の洋装本から製本が機械化する昭和初期までの本を展示し、日本に洋装本が定着していった過程をご紹介します。