都心にひろがる豊かな杜
「市谷の杜 本と活字館」は、四季豊かな緑の中にたたずんでいます。
春にはタチツボスミレやヒトリシズカなどの草花、初夏には木々の新緑、秋には可憐な木の実や照葉が楽しめます。落葉樹の多い杜の冬は、明るく、穏やかな景色が広がります。
大日本印刷は1886(明治19)年に東京の市谷地区に出版印刷専門の工場を竣工させて以来、130年以上にわたり、周辺の環境整備に努めながら事業活動を続けてきました。2007(平成19)年に始まるこの地区の大規模再開発においても、約20,000平米の緑地、「市谷の杜」を設ける計画です。2021(令和3)年2月現在では計画の3分の2程度、15,000平米が完成しています。
市谷の杜は、武蔵野台地の東のはずれにあたることから、植生は、尾根や谷、あるいは斜面など、武蔵野の地形にあわせた在来種の中から選定し配置しました。
「市谷の杜」には小道も整備されています。四季折々の樹木や草花、昆虫や野鳥の声を楽しみながら散策いただくことができます。
「市谷の杜」は、2018年3月に一般社団法人いきもの共生事業推進協議会(ABINC)の「いきもの共生事業所®」として認定されました。また、同年5月には緑地事業の認証制度「SEGES:都市のオアシス」認証を取得しています。