イベント詳細

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2024

03/27(水)

14:00-16:00

イベント

企画展「活字の種を作った人々」雪朱里さん解説ツアー

開催済

2階展示室で開催の企画展「活字の種を作った人々」を、企画協力の雪朱里さんスペシャル解説付きでご覧いただくツアーです。

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イベント内容

イベント名:企画展「活字の種を作った人々」雪朱里さん解説ツアー
開催日:2024年3月27日(水)
開催時間:14:00-16:00
参加費: 無料
定員:6名

2階展示室で開催の企画展「活字の種を作った人々」を、本展に企画協力いただいた雪朱里さんのスペシャル解説付きでご覧いただくツアーです!
いつもの展示企画担当のツアーとはちょっと違う切り口の解説が聞けるかも?
すでに展示をご覧になった方も、初めての方も、どちらも楽しめるツアーです。不定期開催なのでお見逃しなく!

活版印刷では多くの活字を使用するため、量産に必要な型を作成します。活字のおおもとの型を「種字」と呼び、その種字を彫る職人がいました。それが種字彫刻師です。

種字は活字と同じサイズの木や鉛の角材の先端に、彫刻刀を使い、左右逆字に文字を彫っていきます。本文で使う活字はわずか3ミリ程度の大きさしかありません。そこにどんな文字同士が隣り合ってもバランス良く見えるよう、大きさ、太さ、そして書風をそろえて文字を彫刻するという、人間業とは思えない精緻な技術で種字を彫刻していました。

本展では印刷会社・新聞社・母型メーカーの種字を彫刻した彫刻師と、その資料などをご紹介いたします。

紹介する種字彫刻師:

  • 東京築地活版製造所(竹口芳五郎、竹口正太郎、鈴木彦次郎、安藤末松)
  • 秀英舎(沢畑次郎、河村銀太郎)
  • 精興社(君塚樹石)
  • 朝日新聞社(太佐源三)
  • 毎日新聞社(村瀬錦司)
  • 岩田母型製造所(大間善次郎、馬場政吉、庭田與一、清水金之助、中川原勝雄)

出演者プロフィール

雪朱里(ゆき あかり)
著述業。1971年生まれ。写植からDTPへの移行期に印刷会社に在籍後、ビジネス系専門誌の編集長を経て、2000年よりフリーランス。文字、デザイン、印刷、手仕事などの分野で取材執筆活動をおこなう。2011年より『デザインのひきだ』誌レギュラー編集者もつとめる。

活字地金彫刻師・清水金之助 かつて活字は人の手によって彫られていた
雪朱里 著

税別1,200円(電子書籍)

活字のもととなる種字を、原寸・左右逆字で手彫りする超絶技巧。日本の活字史を支えた職人の記録。

活字地金彫刻師・清水金之助の半生の記録。活字地金彫(種字彫刻)とは、活版印刷で使われる活字のもととなる母型(凹型)を作るための、さらにもととなる種字を、鉛と錫の合金である活字材に原寸・左右逆字でじかに凸刻していく技術のこと。清水は、わずか数mm四方の小さな活字材に、下書きもなくまたたく間に美しい文字を彫り上げ、その文字は新聞や書籍に使用された。彼はいかにしてその神業を身につけたのか? 魅力的な語り口をそのままに、聞き書きをまとめた一冊。

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