イベント詳細

このイベントは終了しました

2024

04/28(日)

13:00-16:30

ワークショップ

活字の種を作った人々WS「自分で明朝体を描いて種字スタンプをつくろう!」

開催済

企画展「活字の種を作った人々」関連イベントとして、4/28(日)は、書体デザイナーのおりぜ 岡野邦彦さん・岡澤慶秀さんと一緒に、種字彫刻師が活躍していた時代に開発された秀英初号明朝を学びながら、自分で文字を描いて「種字スタンプ」を作ってみるワークショップを開催いたします。

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イベント内容

イベント名:活字の種を作った人々WS「自分で明朝体を描いて種字スタンプをつくろう!」
開催日:2024年4月28日(日)
開催時間:13:00-16:30
参加費: 2,500円
定員:6名

市谷の杜 本と活字館では、企画展「活字の種を作った人々」関連イベントとして、4/28(日)は、書体デザイナーのおりぜ(岡野邦彦さん・岡澤慶秀さん)と一緒に、明治期に開発された明朝体を学びながら、自分で文字を描いて「種字スタンプ」を作ってみるワークショップを開催いたします。

11月にスタートして以来、多くのお客様にご来場いただいている企画展「活字の種を作った人々」ですが、種字彫刻師を知らなかった方も、彫刻した種字を目にして「こんなすごい職人がいたなんて!」と驚きの声をいただいております。

当ワークショップでは、種字彫刻師が活躍していた時代に開発された秀英初号明朝を題材に、参加者のみなさんご自身で漢字を1文字選び、実際に明朝体を描いてみる、という内容です。さすがに種字彫刻は難しすぎるので、描いた文字はその場で当館のレーザーカッター(現代の種字彫刻師!)が左右反転して逆字に彫刻してくれます。描いた文字は、3センチ角のスタンプに仕上げてお待ち帰りいただけます。

文字をデザインしたことがない、という方も、ご心配なく。秀英初号明朝の形の特徴を、文字のプロである書体デザイナーのおりぜ 岡野さん・岡澤さんがしっかりと解説してくださいます。見本となるサンプルもご用意していますので、それを見ながら書いてみましょう。

秀英初号明朝は、明治末期に開発された書体です。今から100年以上前の明朝体ですので、現代のデジタルフォントとはちょっと違ったバランス感覚で作られている部分があります。当時の種字彫刻師がどんな形を志向したか、その形は現代の書体デザイナーから見るとどういう特徴があるのか、を学びながら、文字を描く楽しさを味わってください。

明朝体がより一層好きになること間違いなし! ぜひご参加ください!

ワークショップ内容

  1. 秀英初号明朝の解説
  2. 秀英初号明朝の形の特徴
  3. ウォーミングアップの文字なぞり
  4. スタンプにする文字選び(漢字1文字)
  5. 本番の文字デザイン
  6. デザインした文字を参加者同士でレビュー
  7. レーザーカット、カット後の洗浄
  8. 台木への貼り付け
  9. 印箋への試し押し
  10. 完成!


▲一回ではうまくできません。おそれずに何度も描いてみて、いいバランスを探りましょう。

▲明朝体を描くのが初めてでも大丈夫。講師からのフィードバックで、少しずつ形の特徴がつかめるようになりますよ。

▲描いた文字をデータ化して、現代の種字彫刻師ことレーザーカッターが、ゴムシートをカットしていきます。

▲完成した種字スタンプは試し押しをしてみましょう! もちろんお持ち帰りいただけます。

集合場所

2階制作室 ※10分前までにはご来館ください

ご留意点

  • ご予約は先着順です。
  • 終了時間はイベント状況に応じて延長の可能性があります(最大17:00まで)。
  • 本イベントにお申込みのお客様には、休憩時間に1階喫茶で1ドリンクサービスがございます(当日限り)。
  • 当ワークショップでは、ハサミ、のり・両面テープなどを使用します。小学生以上のご参加をおすすめいたします。
  • お子様が参加する際には、保護者の方のお手伝いをお願いしております。
  • 本イベントでは、イベント内容の撮影を行う予定です。これらの撮影物(写真・動画等)は、 当館ウェブサイトやSNS、各種印刷物等に使用・掲載させていただくことがございます。撮影にご理解頂いた上で、ご参加をお願い致します。
  • 天候などの状況によっては、イベントの開催を中止させていただく場合があります。

出演者プロフィール

岡野邦彦(おかの くにひこ)
京都市立芸術大学デザイン科VD専攻卒業。2008年Shotype Design設立、ヒラギノUDや凸版文久体をはじめとした和文書体の欧文デザインや、モリサワ「Role」プロジェクトに参加する。KABK Type and Mediaを卒業後、Photo-LetteringよりQuintetをリリース。和欧文書体「和蘭(わらん)」でモリサワタイプデザインコンペティション2012和文部門金賞、2014欧文部門佳作。「市谷の杜 本と活字館」時計塔の数字を担当。

岡澤慶秀(おかざわ よしひで)
多摩美術大学デザイン科卒業。字游工房でヒラギノ丸ゴシック体、ヒラギノUD角ゴ、秀英明朝漢字、秀英丸ゴシックの開発に参加。2009年ヨコカク設立。こどものじ、どうろのじ、ドットの字リリース。峰月楷書でモリサワタイプデザインコンペティション2019和文部門金賞受賞。2019年岡野邦彦と合同会社おりぜを共同設立。

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